最後は気持ち

ユニバーシアードは試合2日目.

男子100mでは準決勝ながらSIMBINE Akani(RSA)が10秒00のユニバーシアード記録.(とおもったら決勝で9秒97で優勝!!!)

特に短い距離を中心に,例年よりもレベルが上がっているように感じる.

ちなみに,今日,次のラウンドに進出した日本人は女子100mの土井選手(決勝進出!),男子400mの北川選手(こちらも決勝進出!).どちらも見事準決8位での通過.そして男子200mでは谷口選手と長田選手が準決勝進出.男子100mの小池選手はSBながらも,組5位にて決勝進出ならず.



勝負のかかったレースではPB(パーソナルベスト:自己最高記録)やSB(シーズンベスト:今季自己最高記録)の文字が躍る.

陸上競技は「競走」なので,他人と競って勝つことにとても大きな意味がある.

しかし,それと同時に自分に勝つ,つまり自己記録を出すという,もう一つの勝負もある.

特にこうした大舞台でこそ,ぜひともPBやSBを出してほしい.



狙った大会で思い通りに結果を残すことは容易ではないかもしれないが,だからこそ価値がある.

陸上競技はルールが厳密なので,どの大会においても,走る距離,投げる重さ,跳ぶピットに変わりはない.

ただ,大会によってはアナウンスが外国語だったり,アップ場がなかったり,番組編成が当日だったり,エントリー時の記録が間違っていたりするだけ.

そうした外乱に心を乱されることなく,今もっている力を全てだす努力をすること,とにかく前向きに頑張ることが一番大切.

もちろん怪我や調子の悪さもある.でも,それに逃げ込んではいけない.ここに結果を残しにきたのだ,戦いに来たのだという思いがあってこそ,つかめる結果があるんだよ.

最後は気持ち.これは何でも一緒だ.