成功の反対は失敗ではない.少なくとも失敗と成功は同じベクトル上に
子供達と折り紙をしていて感じること.
「折り続けた結果,何かの作品ができる」ということは,途中で折り方を間違えたら作品は完成しないのは当然,折り線のずれなどのマイナーミスも,作品の完成度に大きく影響を与える.
そのなかには取り返しがつかないような影響を生じさせるミスもあれば,まるで無かったことのように挽回できるミスもある.
十種競技と一緒.
人生と一緒.
だからこそ,子供にはどんどん失敗やミスをさせるべきだと思う.
まちがった折り方をしていたら「違う!!」と取り上げて修正してあげたり,最初から出来ないと決めつけて親や兄弟が肩代わりしてあげると失敗を学ばないまま育ってしまう.
結果,自分の心に傷を負うような失敗をした際,その挽回や落としどころが解らなくなってしまう.
とある農業関係者から話を聞いたことがある.「農業の歴史は失敗の歴史なんです.自然を相手に取り返しのつかない失敗を繰り返し,その積み重ねが品種改良であり,より豊かな作物を育てるノウハウにつながっているんです.」
成功の反対は失敗ではない.少なくとも失敗と成功は同じベクトル上にある.成功の反対は「何もしない」だ.失敗を恐れず,失敗から学ぶ姿勢を身につけよう.
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