NZ混成競技選手権 7885点の海外日本最高記録

MNB2014-02-16

NZ混成競技選手権が終了.

右代選手は下記の内訳

100m 11.39(-2.1)
走幅跳 6m93(0.7)
砲丸投 14m13
走高跳 2m03
400m 50.31
初日合計 3940pt

110mH 15.25(1.4)
円盤投 44m48
棒高跳 4m90
やり投 64m81
1500m 4’40.15
二日目合計 3945pt

総合 7885pt


この記録は海外における十種競技の日本最高記録.自身が持っていたロンドンオリンピックでの記録を超えました.さらに,昨年度(2013年度)のシーズンベストも越える記録.ちなみに現時点での世界ランキング1位(笑).

シーズン緒戦での開幕ダッシュを見事に決めてくれました.

もちろん,初日の調子からいえば8000点を突破して欲しいという気持ちも,本人が一番もっていたかと思います.

ただ,本人は言わないだろうから,あえてここで言わせてもらえれば,とにかくタイムスケジュールが厳しかった.

ハードルの30分後に円盤なんてのは当たり前ですが(それでも日本ではスケジュール上は40分休憩を挟むことが多い),棒高跳びにおいて4m60から4m90までの一人旅を数分刻みで終えた後,すぐさま20分後にやり投げ競技開始...間の10分も休憩ではなく助走合わせ.そしてそのやりが終わった直後,きっちり30分後に1500mスタート.もちろん,これは初日も同様で,イメージとしては1 dayデカスロンを行う感じで競技が進んでいきました.
また,これは単なる言い訳ですがマイナートラブルもいくつかありました.ええ.さらに意外と審判が厳しい....

そんななかでも,必死に次の種目と向かい合っての海外日本最高記録.もちろん,本人も我々もここでまずは「自己記録=日本記録」を出すつもりで臨み,さらに強くなった右代啓祐選手のお披露目といきたかったのですが,,,,それは次におあずけです.

大きな取りこぼしがなく終えたということは,総合力がついてきた証拠だと信じ,次なるステップアップを目指して頑張ってくれるでしょう.和歌山グランプリ,そして日本選手権では世界での入賞ラインまで記録を伸ばしてほしい!

もちろん順位も総合優勝.ちなみに2位にはニュージーランドホープ,Nicholas Gerrardが7375点の自己新記録.右代選手よりも一回り大柄な彼はまだ21歳.リオデジャネイロオリンピックでの再会が期待できる選手です.


怒濤のように二日間が過ぎ去りました.
MNBも右代選手も,もう少しだけニュージーランドに残り,こちらのコーチにも指導を受ける予定です.

次なる高みを目指し,明日からまた頑張りましょう!

・・・今日は疲れたのでラーメンを食べに行って宴会して寝ます(笑