混成競技得点計算 多種多様な人材を擁するということ

MNBは武大陸上部という組織をマネジメントしていく時,いろいろな種類の人間がいることが重要だと考えている.


もちろん,「勝つ」や「人間力を育てる」という最終的なゴールは同じだが,それに対するアプローチの仕方をどれだけ持っているかが重要だ.



速くて強い,勝てる選手を育成することに強烈に特化した,いわゆるチームの特攻隊長,チームにおける槍のような人間も必要だし,後輩やみんなの話をじっくり聞いて,時間はかかるけどみんなが納得できるような答えを出す人間も必要.

どっしりと構え,精神的支柱になっている人もいれば,ふんわり,やわらかに学生を包み込んでくれる人もいる.

チームの外から常に見守ってくれ,OB/OGを含めて何か問題があれば解決に動き,助けてくれる人もいる.



そしてチームのムードを作り,「ワクワクする」ような雰囲気をつくる人間も必要だ.

それが武大陸上部跳躍コーチの金子航太だ.


彼のブログをみれば,その人間性を伺い知ることができる.

金子コーチのブログはコチラ
http://ameblo.jp/kanekouta0511/


うちの金子を一言で表現すれば「情熱子供」だ.



とにかく目標達成に関係のあること,興味があることにすぐとびつく.

いろいろなアプローチをする.

失敗も多いかもしれないが,それを笑い飛ばすことができる.

結果,失敗を失敗にしない.



関カレの2週目が日産スタジアムであると知れば,選手を引き連れて日産スタジアムへ練習をしにいく.

跳躍の強い大学があれば,そのノウハウをすぐにパクろうとする勉強しようとする.

跳躍に関する練習会や勉強会がないか調べ,自費でどんどん参加する.

とにかく自分を,自分が見ている選手を高めるためには何でもする.

いや,なんでもするというよりは,ありふれたものから,自分を高めようとするのに必要なものを見つけてくる.

そして何か必要なものがあれば,すぐに作ろうとする.





そんな金子がまたやった.

混成競技の得点計算用HPを作成したのだ.

金子は北海道のオホーツク出身だ.

オホーツクの陸上界を盛り上げようと,オホーツクACというクラブチームも立ち上げ,その代表を務めている.

すでに中高生を対象とした陸上教室も開催しており,様々なノウハウを身につけている.

オホーツクACのHPはコチラ
http://okhotskathletics.jimdo.com/

そんなオホーツクACのメンバーにシステムエンジニアがいることに気づき,ダメもとで「混成競技の得点計算HPを作って」と頼んだら快諾を得たそうだ.

これも金子の人間的魅力がそうさせたのだろう.

決して片手間では作れないであろうこの仕事を,オホーツクACの佐藤翔太氏は凄まじいスピードで完成させてくれた.



混成競技の得点計算用HPならどこでもあるだろうと,アプリもあるだろうと,,,,いやいや.

佐藤翔太氏が作成してくれたこのシステムは,なんと得点から記録を計算することもできるのだよ.

混成競技者ならば,コーチならばだれもがとまどう「上の選手とあと○○○点差,これは1500mでは何秒だろうか」という問題を一発で解決してくれる.

すばらしい.

これは武大陸上部監督というよりも,日本陸連強化部混成ブロックの一員として感謝を述べたい.


佐藤翔太君.ありがとう!


得点計算用HPはコチラ
http://seutatest3821.jimdo.com/



・・・と,いうように金子は大変に面白いことをどんどん勝手にやってくれる.

たまに手綱を引き締めてあげなければワケワカランことになりかねないかもだが,これだけの運動量と勢いをもった人間は数少ない.

よかろう.このまま突っ走るがいい.



これが武大の伝統だろう.

MNBが監督を務める以前からそうなのだろう.

陸上競技界に残って,後進の指導に励んでらっしゃるOB/OGにも数多くの強力な人材がいる.

陸上競技界から離れ,自分のフィールドで一生懸命頑張って,自らの地位を確立しているOB/OGがいる.

井上友樹のように,釣りの世界で年商1億円を突破している猛者もいる(w



このように武大陸上部には様々な人材がいる.

それはコーチングスタッフだけではない.

学生チームスタッフもそうだ.

同じマネージャーでも得意な仕事が異なる仲間がいる.

同じブロック長でも,メンバーに対するアプローチが異なる者がいる.

個性がある.お互いの長所を伸ばす伝統がある.

武大陸上部はいい.