FD研修会で再認識した心技体のモデル
昨日,学内FD研修会があり,教職員みんなで山本先生のBLS講習会を受けた.
いわゆる救命救急の実習だ.
大量のダミーを準備し,CPRの実践練習.
いつやっても気合いが入る.というより引き締まる.
多分,今回受講した多くの人は,そんな現場に遭遇することはないかもしれない.
けれども,もし,自分の愛する人が目の前で心肺停止状態になったらどうだろうか.
起きる確立は1%もない.
けれども,その1%,たった1回失敗したら,一生悔やむことだろう.
それを僅か2時間程度の時間で,その不安を解消できるならば,やはり全身全霊をもって真剣に取り組むべきだ.
実は,MNB,CPRはしたことがないけど,大きな怪我の対応は現場で幾度か経験している.
一番ビビッたのは救護やトレーナー活動とは全く関係ない路上での出来事.
交通事故ですよ.コウツウジコ.
どっかーん! とはねとばされた外国人を救護(?)したのが一番重傷かつビビッたかな.
救護において一番大切なのは「準備」だ.
それは「技の準備」「肉体の準備」,そして「心の準備」である.
よく,心技体と表現されるが,MNBの考える心技体とは,「体力という底辺をもった三角形の頂点に技がある.その三角形の下に,球形の心がある」というモデルだ.
技というものは一定の体力があって初めてできる,成立するものである.
そして,どんなに優れた技をもっていても,心が安定していなければ上へと伸ばすことはできない.
技の準備とは練習.
肉体の準備とは私生活.強化.
これらを活かすために心構えがある.
久しぶりにこうした気持ちを揺り起こしてくれたFD研修会に感謝.