何もできないから中途半端.全部できれば中途半端とは言われない.

MNBは中途半端だ.

陸上を始めた高校時代.

最初に取り組んだのは三段跳び.でも腰いたい.

平行して取り組んだ110mH.二年生の秋に茨城県新人大会で決勝に.これはイケルと思った.

加えて,当時の恩師は山崎祐司先生.円盤投げ日本歴代二位(当時)の記録保持者なので,興味本位で円盤も遊びでやっていた.

いや,というよりも同期の野内君が円盤投げで強かったので,その練習パートナー(投げ返しという雑用)をやっていた感じだ.

さらに,山崎先生から「お前は練習熱心だから,400mHのほうが向いてるぞ」と.なので400mHの練習もやっとったなぁ.



そして迎えた三年生のインターハイ路線.

三段跳びは散々たる結果.400mHは県大会には進んだが,予選オチ.

そして本命の110mH...なんと予選で捻挫をして決勝を逃す.って,言い訳をしておく.


もはややぶれかぶれの円盤投げ....あれ? 自己ベスト連発て気づいたら6位.

万馬券状態で,なんとか関東大会に出場を決めた(笑

でも,これがあのトラウマを産むことになるとは....



関東大会当日.

ウォーミングアップからすでに場違いな雰囲気を出しているMNB.

だって,俺だけスローイングシューズもってないし.

ガリガリだし.

円盤とばねーし.


で,やっかいなことにアナウンスで「龍ヶ崎第一高等学校からは,なんと3名の選手全員が県大会を突破してきました.ランキング1位の野内君を筆頭に,佐々木君,そして眞鍋君の3名です. それもそのはず,顧問の山崎祐司先生は円盤投げ日本歴代二位の大選手. この3名にぜひご注目ください!」



余計なお世話かっ!



つーことで,試合は何も覚えてません.

真っ白でした.消えてなくなりました.



気づいたら野内君は優勝.後輩の佐々木はインターハイは逃したが自己記録で入賞したかな.確か.

ええ,MNBはビリですよ.何か?

そんなこんなで大学からは一個じゃ勝負にならん! という気持ちで十種競技をスタート.すいません.



んで,十種競技で強くなるためには勉強せなと思い,トレーナー的役割も....

一応,学生トレーナーの代表を務めつつ,選手もやりつつ,,,,



で,大学院に進み,勉強しつつ,選手もしつつ,トレーナーもしつつつ,コーチ的立場もしつつつつつつつ,,,,



そして,どれも大成しそうにない・・orz

ああ,俺って中途半端だな.コウモリ野郎だなと.



その時に恩師がかけてくれた言葉.


「何もできないから中途半端に感じるだけだ.全部できれば中途半端とは誰も言わない.完璧な人間がそこにいるだけだ」


そう.この言葉を胸に,今も中途半端してます(笑

監督業として強化・教育を.

社会的にはトレーナー的立場での仕事も.救護も.

もちろん,陸連や学連での強化担当も.

論文も書きますし,編集委員もしますよ〜

もちろん父親もね(^^



ええ,まだまだ中途半端ですよ.でもね,スペシャリストを越えるジェネラリストを目指している気持ちは変わりませんよ.

いつかたどり着いてみせる! という気持ちをもった中途半端です.

何かに絞る時は俺が決めるのではなく,社会がそうさせるでしょう.ハイ.すいません.