やりがいのある仕事って?

教員やってるといろいろな仕事がある.

その全てが同時進行であり,一人の人間が行うものだ.

授業準備,会議資料の整理,部活動の指導,学生の相談,原稿,取材,,,,

挙げればキリがない.



よく「やりがいのある仕事をするべきだ」という言葉を目にする.

就職前線などではしょっちゅう耳にする言葉だ.

SteveJobs_BOTTwitter)でもたくさん出てくる.

では,「普段の仕事」を「やりがいのある仕事」とするためには,どうするべきなのか.

そのためには,人間の欲求について知っておく必要がある.



人間の欲求は

1.生理的な欲求
2.安定に対する欲求
3.社会的承認や愛情に対する欲求
4.自己尊重のための欲求
5.自己充実に対する欲求

に分類できる..と思う...

数字が高くなるほど,高次元の欲求となる.



たとえば,素晴らしい論文を書いて,自分自身が「俺は素晴らしい研究をした!」という自己充実感を得るとする.

でも,その前に安定に対する欲求が満たされていない,,たとえば仕事があったりなかったりして給料がまちまち.明日食べていけるかもわからない...なんて状態で,素晴らしい論文を書くのは困難だ.

お腹が空きすぎていたり,歯が凄く痛かったりしたら,論文どころじゃないだろう.

このように,上位の欲求を満たす行動を起こすためには,より下位の欲求を何かしらの形で満たす,クリアしておく必要があるのだ.

もちろん,一時的にはそうでない必要もあるが,だいたいの場合はそうだ.




MNBは定職についていて,妻帯もしてる.家もある.

だから生理的な欲求や安定に対する欲求に悩まされることはほとんど無い.

社会的承認に対する欲求も満たされている(他人がどう思っていようが,自分で判断していることが重要).

自己尊重のための欲求とは「自分の行動,活動は○○○に対して大変役に立っている」という,自分自身を尊重したいという欲求だ.

これも満たしている.

さあ,ここまでクリアできれば,あとは日々押し寄せる仕事の波を「自己充実」にあてることができるかどうか.

それが出来れば「充実した,やりがいのある楽しい仕事」の誕生だ.



が・・・こればっかりは個人の嗜好による.

なんて書いたら,ここまで読んでくれた人に怒られそうだ.




なので,チョットしたヒントを.




MNBは「今日やるべき仕事」を手帳に書いてある.

かっこよく言うとTO DO LISTだ.



何,簡単だ.

MNBがずーっと使っている手帳は見開きで月間カレンダーがある.

そこには大きな予定,たとえば「競技会」だったり「○○会議」だったりしたことを書いておく.

これは誰でもやっていること.



そして,それをめくると,見開きで1週間分のカレンダーがある.

月間よりは書くスペースが大きいものだ.

そこに「その日にやるべきこと」を書くのだ.

前日の仕事終わりにでも良いし,夜寝る前でも良い.



ちなみに,MNBの1月16日のリストは

○○○書類提出
陸マガ
ノルディックW勉強
○○○調査書仕上げ
○○○のヘッダー,タイトル整理
○○○授業の準備,確認
○○○へ日程メール
○○○会議
○○○さんに試合について相談
時間割チェック
○○○発注確認
○○○を図書館で探す
○○○院生のデータ整理相談
研究室の片付け

といった感じだ.



そして,16日はこのリストに従って仕事をし,達成したら横線を引く.

いわば,手帳が秘書の様な役割を果たしている.

優先順位をつけておけばなお良いが,それは面倒なのでやってない.




このリストの利点は,自分の仕事を視覚化できることである.

つまり,その仕事が何の役に立つか即座に頭のなかで整理できる.

さらに,クリアした仕事に線を引くので,達成感もある.

1日の仕事が終了し,家に帰って食事後にこの手帳をみると,「今日も一日頑張った!」という充実感も沸いてくる.

たくさん線で消したいから,些細な仕事でも記載して,消す努力をするようになる.

そして,どんな仕事が残っているかもスグに解る.



結果,今やっている仕事に充実感を覚え,自己充実へと繋がる.

いかがでしょうか.