勢いのあるチームに!
武大最終(来週はフィールド記録会なので)が終了.
風が強く,多くの種目が追い風参考記録,さらに一周系の種目はバックストレートが強い向かい風という,あいにくの天候.
しかしながら,主将,副主将が奮起.
主将の厚見は400m,200mに出場.
400mは暴風に阻まれ,48"58 .しかしレース内容は良かった.
そして200mは追い風参考ながら21"29という好記録.
しかし,なによりも重要なのは,初日に400mをしっかりと走り,2日目の200mでも2本とも好記録でまとめたということ.
そして,「400mの疲れが」といういいわけをしなかったこと.
もし,彼が二日目の200mで中途半端な記録で終わり,「前日の400mの疲れが」という言い訳をしていたら,もはや武大陸上部のマイルリレーは沈没だろう.
一本しか走れないスプリンターは,厳しい勝負の世界では使い物にならない.
自己ベスト級の記録を,しっかりと二本,二日間続けて出せる選手こそが「強い選手」だ.
まあ,当たり前のことなのだが・・・・
同じく好調だったのは副主将,小堀.
初日の110mHでは,15”02というセカンド記録.
そして二次レースでは追い風参考ながら自身二度目となる14秒台となる14"90.
その直後,棒高跳びでは自己ベストとなる4m70をクリア.
おそらく武大混成ブロックの最高記録かと.
そして二日目は400mHを2本走り,どちらも54秒台でまとめた.
十種競技者,デカスリートというのは何でも出来なければならない.
スーパーマンにとって,これくらいの活躍は当然.
トップレベルにあるデカスリートは,種目によっては専門選手とタメを張れるくらいの力を持っている.
冬期練習が楽しみになってきた.
こうして,主将,副主将が強いチームは芯が通る.
ブロック長がそれに続き,チームのエースもそれに続くという,良い循環ができあがる.
チームの顔である主将,副主将の活躍は第一に重要だ.
もちろん,他のブロックでも活躍した選手はいる.
強風にもかかわらず,大勢の自己ベスト更新者が並んだ.
ブロック単位で見たときに秀逸だったのは跳躍&混成&ポールブロックか.
追い風参考,専門外の種目を含めると,本当に大勢の自己記録更新者が.
普段の練習時から,彼らがもっている「勢い」がそのまま発揮された感じだ.
自分が望むべく,大幅な自己ベストというのは,こうした勢いがあってこそ誕生する.
そして,その勢いを作るのは「自信」だ.
さらにいうと,競技に対する自信とは,練習によって培われる.
自己記録を更新した選手の顔ぶれをみていると,「ああ,やっぱりな」という感想を持つ.
なぜなら,彼らは常に夜遅くまで,中には早朝にまで練習をしている者たちばかりだから,コーチをしている側も接する機会が非常に多いのだ.
だから,「ああ,やっぱりコイツは自己記録を更新したか」となる.
競技会終了時の集合で,上記のような話をした.
その終了後,暗くなったグラウンドで居残り練習をしていた選手達.
次の自己記録更新者は彼ら(彼女ら)となるだろう.