日々の練習
長い長い戦いで,一度躓いたからといってそれに固執するわけにはいかない.
今日から前向きに,地道に頑張るだけだ.
今日の武大グラウンドでは関東新人へ向けて若手は調整練習を,上級生は来るべき自分の試合へ向けて毎日のトレーニングをおこなっている.
ここ数年の練習体系として大きく変わったのが,投擲ブロックの増員によるグループ分けだ.
実は,ハンマーパートだけで現在24名もの選手がいる.
日本最大級といっても過言ではないだろう.
人数が増え始めたころは,まだ各自好きな時間で投擲練習を行っていたが,これだけの人数にもなるとそうはいかない.
グルーピングし,時間をしていた状態で投げを行うことにした.
その分,より集中し,かつ連続的に投げを実施できるので,量・質ともに向上するはずだ.
こうした「ちょっとした工夫」によって練習の効率は大きく変化する.
伸びるためのキッカケになる.
MNBが大学1年生の頃だ.
平日のトレーニングルームは10時くらいまで空いている.
しかし,安くて量が食えるメシ屋は9時で終わってしまう.
チームの合同練習は7時過ぎに終わる.
そこで,MNBは合同練習終了後,8時に一端練習を中断し,食事へ.
その30分後からウェイトトレーニングを再開するというサイクルを選択した.
もちろんコーチにも,ブロック長にも相談してことだ(ダメと言われてもやっていたかもだが).
結果,身体が急激に大きくなり,当然ながら競技力も急激に上昇した.
インターハイなどとは縁がなかった(高校時代に専門としていた110mHは茨城県総体の準決勝で散った)が,大学2年生になるころは全国の同期と肩を並べて戦えるようになった
何度も言う.
練習メニュー,練習の形態というのは,「集団」を対象としたものであり,その個人に完璧にマッチしたものではない.
大切なのは,メニューの内容を濃くするための集中力であり,自分自身に必要な練習メニュー,流れ,形態,食事を考え,選択し,実行することだ.
MNBは陸上部を強くする.
そして強くなるのは君たちだ.
最高の練習を,最高の日々を繰り返そう.