ロブレス失格

昨日のことで恐縮ですが.世界陸上の男子110mHで一番最初にゴールをしたロブレスが失格になりました.


詳しくは分かりませんが,走路妨害とのこと.


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陸上競技ルールブック第163条 レース 2 トラックにおける妨害

いかなる競技者も肘でつついたり,走路をふさいだりして,その結果,他の競技者の競技を妨害した場合,失格させられる.審判長は,失格した競技者を除いて再レースをさせる権限をもつ.(以下続く)

レーン 3 (a)
レーンで行うレースでは,各競技者はスタートからフィニッシュまで,自分に割り当てられたレーンを走らなければならない.またこの規定は,競争の一部をレーンで走る場合にも適用される.


以下の場合で,それぞれ実質的な利益がなく,他の競技者を妨害していなければ,失格とならない.
(a)レースで,他の競技者に押されたり,妨害されたりしたために,自分のレーン外,縁石やラインの上あるいは内側を走らされた場合.
(b)直走路で自分のレーン外に出た場合あるいは曲走路で自分のレーンの外側に出た場合.


というルールがあります.
詳細は日本陸連のHPから,ルールブックという項目を探して頂ければ書いてあります.
こちらです.

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中国側が上訴したのかどうかは,現地にいっていないMNBには不明ですが,いずれにせよ審判長は「妨害があった」と判断し,ロブレスを失格としたということです.

MNBらはTVで放映された映像しか判断材料がないため何も言う権利はありませんが・・・・

いずれにせよ陸上競技の世界では比較的珍しい失格ということになります.


なお,走路妨害を受けたとする劉翔はというと

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劉翔選手は、レースの結果について、「ラストスパートをかけるつもりだったが、まさかあんなハプニングがあるとは。もしもハプニングがなければ、私は金メダルを取れたはず」と悔しさをにじませたが、「レースは千変万化。誰にも結果は分からない。今回が銅メダルだったとしても私は満足」などと語り、親友・ロブレス選手に恨みはないと示した。」

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とのこと.思いは別としても,それだけ接触による外的影響は大きかったということでしょう.

男子100mと同様に後味の悪いレースになってしまいました.

現地で見ていた39コーチが帰ってきたら詳細を聞いてみようと思います.



いずれによせ,こうした問題はインカレでも十分にあり得ること.

過去には400mHにて抜き脚がハードル上を通過していないとして失格になった例もありました.

我々コーチングスタッフも十分注意しなければなりませんし,こうした不本意な失格を防ぐ対策を寝る必要があります.






今日のグラウンドは快晴でしたが,勝浦独特の風により比較的涼しい環境で練習ができました.

まずはインカレに向けて気合いの入れ直し.

武大を含めた多くの大学はいまだ夏休み.

けれども勝負は二週間後.

周囲と同じく夏休み気分でのうのうと過ごしていては結果なんかでるはずもない.


マネージャーやサポートスタッフにも話しました.

また,今回は熊本での開催のため,様々な障害,アクシデントも予想されます.

一丸となって気合いを入れ直し,準備をして臨みたいと思います.