心の構え
何にしても結果を出したければ,一番必要なのは努力だ.
しかし,「俺はこんなに努力をしている」と思っている状態では,おそらく満足いく結果はでない.
たとえば,ある目標を達成するために必要な努力が100あるとする.
もし,君自身の「努力の器」が50しかなければ,望む結果の50しか達成できない.
練習に対するキャパが50しかないならば,食事で補え.
ビデオでイメージトレーニングをすることで補え.
朝は? 休み時間は? 残りの50をどうやって補う?
努力の器をどれだけ大きくできるか.
それが最も重要であり,それは「心のあり方」で変化するものだ.
この日記を書いている現在,7時10分.
大学に着いたのは6時30分.
多くの学生は,この日記をよんで「先生はやっ! すごっ!」と思うかもしれない.
どれだけ朝から努力してんだよ.と.
しかし,今のMNBにとっては,朝早くから仕事をすることは大した努力ではない.
やらねばならぬことがあり,それをできるのはMNBしかいない.MNBがやらねばならぬと心に決めた仕事がある.
だから全く苦ではないし,その目標,結果を達成するために必要なことだから,自慢するつもりも全くない.
いわば「当たり前」のことだ.
これが「心構え」だと思う.
野球部の岩井監督は,リーグ戦を戦っている時は禁酒しているとお聞きした.
これは,酒好きのMNBにとったら大変な努力となる.
でも,岩井監督からしたら,そんなの大した努力ではないかもしれない.
確かに,ご自身から「俺は勝利のために禁酒している」とはお聞きしたことがない.
「心の構え」をしっかりと定め,目標に向かって必要なことを挙げ,それをクリアする.
自分は,自分で考えた自分以上にはなれない.
今の自分に対して喜びを感じているならば,喜びを感じられるような自分がイメージできていたからだ.
今の自分に不満を持っているのは,不満を持っている自分をイメージしてしまったから・・・かもしれない.
関東インカレ直後から,こうした心構えを持てるようになった.
そうすると,嬉しい出会いがあった.
今日,朝10号館ファミリーマートで,「りょうた」こと,かつての教え子と会った.
今は漁師をしている.これから漁に出るとのこと.
漁師である彼にとって,この時間にコンビニで朝食を買うことは,ごく当たり前の日常だ.
さらに,りょうたの親友である「大志」の話しもした.
新たに就職先が決まり,ひょっとしたら海外へでるかもしれないとのこと.
大志のことだ.この日記を読んでいるだろう.
君の名前のとおり「大志」を抱け.
常に自分を越える心の構えをとれ.
自分を越えるとは「自分がやったことのないことにアタックする」ということだ.
海外にいったことない? 言葉の壁が心配?
大丈夫.君は学生時代,常に新しいこと,高い壁にアタックしてきた.
君は,MNBの教え子のなかで最強のファイターの1人だ.
戦え.勝ち抜け.