我々にできること

学生の中には,まだまだ肉親と連絡がとれていない,会えていない者がたくさんいます.

陸上部OBの秋本真吾選手は,テレビでも放映されつづけている福島県大熊町の出身です.
今,この瞬間も彼の家族は原発の恐怖と戦っています.
http://www.geocities.jp/bushido405nike/toP.html

幸運にも,このブログを落ち着いて,客観的に見る事ができている諸君は,以下のことを参考に,この機会に自分ができることについて考えてほしい.


1.自分のためにできること
悔やまない.哀しいなら仲間と話をしよう.
考えるよりも行動を起こそう.
まずは明日の練習に備えることだ.


2.アスリートだからこそできること
アスリートという言葉を大げさに捉えなくてよい.
体育大生である君たちの親からしたら,十分君たちはアスリートという輝きを放っているだろう.

アスリートとして出来る事は,復興を0から1へ助けることではない.
「1」へとスタートした勢いを,「10」へ助走させ,
「10」へと増した勢いを「100」へ加速させ
「100」の勢いを「無限」へと昇華させることだ.

頑張れ.頑張って淡々と練習しよう.
君たちが頑張った成果によって元気づけられる人達はいるはずだし,その瞬間は必ず来る.
その時のために力を蓄えよう.


3.被災者のためにできることを探せる余裕があるなら
一番簡単なのは節電だ.
東京電力からの話では,18:00〜20:00が一番効果的だとのこと.
毎日ちょっとずつでも良い.まずは節電.

自分の時間と身を削ってまで被災者のために何かと考えるなら,義援金なんかどうだろう?
武大生ならば,間違いなく大学で寄付がスタートするはずだ.

自分の名前を刻み,ムーブメントを起こしたいなら
http://justgiving.jp/c/2095
のような行動などどうだろうか?

為末大選手のTwitterが発端となって広まっている.
MNBも作ったが,それよりも武大を通して寄付するほうが簡単だ.そっちをお勧めする.

ではなぜ作ったか.それはこうしたことも出来るよという啓蒙活動に加え,「アスリートのつながり」を形で証明したいという思いに賛同したからこそ.
でも,大丈夫.重要なのは結果だ.
どんな形でも君の心は届く.


4.今後に備えること
今回の震災で私自身も学んだのだが,いざという時に電話は頼りにならないことが多い.
震災直後,一番確実,かつ素早く情報を交換できたのは「Twitter」「Mixi」「Facebook」だった.
もし,君がこの3つとも利用していないのならば,即座に登録する価値はある.
携帯電話各社の「災害伝言ダイヤル」と,上記3つ,面倒ならばとりあえずTwitterだけでも登録してみよう.




TVやTwitterに出てくる場所だけが被災しているわけではない.

だからこそ,元気な我々は,今,自分に何ができるか考え,実践しなければならない.