武大最終その2
主務室や405のブログにも書いてあるけど,初日は大変な暴風雨でした.
そのため,様々な場面で,様々なピンチが生じます.
こうしたピンチに出くわすと,人間の本質が現れます.
はなから逃げ出してしまう人.
諦めてしまい何も出来ない人.
心は折れていないが,何をしたら良いかわからない人.
折れる心さえ持ち合わせていないが,上からの指示には従える人.
自分が与えられた仕事を,何がなんでもやろうと頑張る人.
頑張る気持ちはあるのだが,他人を動かすことができないため,結局は何も出来ない人.
他人に支持はだせるが,自分では何も動こうとしない人.
真っ先に自分が動くことはできるが,他人を動かせないため,結局はたいした成果をあげることができない人.
他人を動かすために自分が動き,チームをまとめて先へ進めようとする人.
まとめる力はあるのだが,進む方向が間違っているため,大きなミスを犯してしまう人.
絶対に諦めないという方針を打ち出しながら,どこが妥協点か常に考えている人.
真っ先に言い訳を考え,自分には火の粉がかからないように振る舞う人.
自分で指示を出すことは苦手だが,周りをまとめ,サポートに全力を尽くす人.
広い視野を持って常に最適は何か考えながら,自他の行動を律することができる人.
我々指導的立場にある人間が最初から諦めていたのでは,学生は「ああその程度で良いのだな」となってしまう.
よほどやる気に満ちた学生でなければ,先生の判断には従う.
時に極端ともいえる指導・指示をしてしまうのは,こうしたことが原因かもしれない.
しかし,何があったとしても「すぐに諦める」人間にはなって欲しく無いし,「言い訳をする」人間にはなって欲しくない.
失敗した後にどういう行動をとれるかに人間性は表れる.
何もしないくらいなら,小さな失敗を繰り返したほうがよっぽどマシだ.
小さな失敗の積み重ねに大きな成功はあると信じているし,そうでなければ人間は成長できない.
そういった意味では,今回の台風は,我々指導者側にも「学生の人間性」を見極める良い機会であったと思う.