勝利者

全日本実業団対抗で本学OBが大活躍.

詳細はコチラ

特筆すべきは,やはりモーゼス夢(110mH)と,秋本真吾(4×400mR)の優勝.


今期の前半戦.何かがかみ合わず,納得いく試合が一切できなかったモーゼス.

社会人1年目という,大きな変化に対応できなかったのか,前半は本当に苦労しました.練習では自己ベスト級のタイムを出せるのに,,,W-upでは絶好調なのに,,,本番では失敗してしまう.

専任コーチの39もかなりマイッていたと思います.

それでも,Super陸上,全日本実業団,国体という秋の3連戦.ようやく結果が出せました.あとはタイムだけ.これももう時間の問題でしょう.


一方,長らく実業団で苦しんでいたMNBの教え子であった秋本選手.
日本ランニング機構,NMT4,富士通,日本ウェルネスモンテローザといった強豪チームを破っての優勝.

なんとか実業団で競技を続けたい.日の丸に到達したいという強い信念を持ち,自分で自分の道を切り開いてきました.その彼が,彼自身が作り上げた強力な仲間とともに,優勝を達成しました.
彼自身の苦労は良く知っています.だからこそ祝福したい.

秋本選手の走りはコチラ


チーム編成の仕方,バトンのもらい方,ラストの勝負強さ.
色々な意味で,殻を破ってくれたと感じます.

あとは400mH.今回の優勝をキカッケに覚醒してくれることを祈っています.



こうした勝利者達をみていて痛烈に感じること.
やはり勝たなければならない.ということです.


どんなゴタクを並べても,陸上競技はチャンピオンスポーツ.
勝者とそれ以外の者に分かれます.
「勝つ」ということは,最大究極の目標である.
勝ったあとに起きる変化というものは,勝たねば解らない.
勝ったことで得るものも,やはり勝たねば解らない.



肉体的な成長は,悔しさをバネに生じることがある.
挫折を味わった人間だけが持つ精神力もある.
しかし,勝つことで成長する精神力もある.それが自信.

勝ち方を知っている競技者とは,つまるところ最後の最後まで自信をもってゴールできる精神力をもっている競技者ということ.

アスリートに必要な「俺はこれで良い」という絶対的な自信を身につけるために,勝利を目指す.