朝練
短距離&400m&混成ブロックの混合群
週に1〜2回は同じ練習を皆で行うという改革.
改革ついで,朝練・・・とはいっても水曜日のみ.を導入してみた.
もちろん,MNBが「毎日やれ!」と言えば,彼らはやるだろう.
そうした軍隊のような方法はキライではない.
強制的にせよ,彼らは「朝早く起きる」「そのために夜もはやめに寝る」というライフスタイルを確立させることができるからだ.
多くの大学において,中距離・長距離の選手達が朝練習を課されている,貸しているのも,十分な練習時間,練習量を確保しなければならないという種目特性を反映したものであると捉えている.
昨日の夕方である.
ブロック長が「先生,明日は朝から雨の予報ですけど,どうしましょう?」
そういうことを聞いてくること自体「雨に打たれてまで,朝から走るのはナンセンスだ」と感じているのだろう.
「なんで?予報でしょ? 朝起きてから判断すれば良いんじゃない?」
とは敢えて答えなかった.
次の日の朝,もともとの集合時間である7時には3分ほど遅れてしまったが小雨の中,グラウンドに出てみる.
お.いるいる.
違った.それは毎日朝練を行っている中長距離競歩ブロックの選手達であった.
短距離系の選手は一名もいない(朝練が無いことを知らなかった女子が2名いたが).
当然だろう.MNBが「じゃあ,明日は無しにしようか」と言ったのだから.
さて,これをどう捉えるべきだろう.
朝練習が無くなった分,時間を有効に使っている?
朝練習が無くなって,ラッキー.もっと寝ようっと.
明日の朝練が無くなったみたいだ.だったら,疲れ切って起きれないくらい,今を追い込んでおこう(事実,新入生を中心として,夜遅くまでダッシュを繰り返していた者が多かった).
MNBの先輩が教員を務めている大学で,朝練習に対して議論がおこったらしい.
強くなるために
「朝練習は必ずしも必要ではない」
「朝練習はむしろ足かせである」
「朝練習は必須だ」
という考えがぶつかり合ったようだ.
結論として,朝練習をやる日とやらない日を作ったみたいだが・・・
MNB個人としては,「そんなものどーでも良い」と思う.
朝練習をオプションとして捉えるのか,必須として捉えるのか,朝は休息に充てるのか.
大学生になってまで陸上競技に没頭するのは何故か?
これに対する各個人の回答そのものが,朝練習の是非を決定するだろう.
必要だと思った時にやれば良い.
そして,必要かどうかという判断は,各自の目線,つまり向かおうとする目標によってなされる.
「今のままではどうしようもない」と焦る気持ちが強ければ,朝から戦おうとするだろう.
「昨日のダメージが抜けていない」と慎重になれば,朝も全力で休むだろう.
繰り返し述べる.
今日の朝練習は「0人」
全員が「今日は回復させなければ」と考えていたのだろう.