3日目 主将の思いがこもった4点
金子主将の走幅跳.
結論からすると,記録なしに等しい結果.
去年,主将に任命されてから2週間後.疲労骨折が判明.
その後,誤診としか思えないような出来事や様々なことを乗り越えて,主将として初めて立つピット.
それが今日の関カレでした.
まだ完全に治っていない足.
走るだけで痛みが生じ,踏切など到底できる状態ではない.
もちろん,跳躍練習などできないまま,ぶっつけ本番.
痛み止めを服用しながら出場.
それで通用するほど甘い舞台ではないことは百も承知.
けれども彼は不満,文句をひとつも漏らさず,壮行会で言った自分の言葉を表現するために必死で戦いました.
結果,予選落ち.
勝負はそういうものです.だからこそ価値がある.
しかし,金子主将が過ごしてきた過程は,後輩である三村(2年生)が受け継ぎ,結果として残してくれました.
関東インカレのB標準記録は7m25cm.
三村の自己ベストも7m25cm.
つまり,三村は関東インカレにの1部走幅跳に出場する選手26人のなかで,最も持ち記録が低い選手になります.
しかし,1本目に先制パンチとなる7m23cm.
他の有力選手達が次々に脱落していくなか,見事に5位入賞.
金子主将が「おまえ達の悔しさは,俺たちが果たしてくる」
その言葉通り,主将の悔しさを後輩が果たしてくれました.
これこそが「強い」チームだと思います.
関東インカレ3日目に武大が獲得した4点.
主将の思いがこもった4点.
いよいよ明日は最終日.
これまでに獲得した24点.そしてそれにいくつ上乗せできるのか.
総合順位はどうなるのか.
武大陸上部は最後まで諦めません.
一丸となって戦ってきます.