卒論発表会終了 バカはキライだ(笑

12月19日に眞鍋と櫻井先生の合同ゼミ 陸上競技指導法の発表会を行いました.

今年は総勢14名.


近年まれにみるクオリティの高さ・・・・だったと思います.


今年の卒論生は,敢えて突き放しました.

コチラから「どうだ?」と声をかけることはほとんどせず,向こうから来るのを待ちます.


質問に来たときも,できるだけ手伝いはせず,自分たちでなんとかさせる方針.

それがヒットしたのか,どれもこれも非常に個性が豊かで,面白い内容でした.

毎回,優秀賞と最優秀賞に賞金を出すのですが,それが選べないほど,どれも良かったです.

内容がすばらしいもの,質疑応答に優れていたもの,見事なデリバリースキルを発揮したもの.
本当によい発表会でした.

そして一番びっくりしたのは,合計4時間という長時間にわたり,多くの陸上部の後輩達(常時80人程度)が,
聞きつづけていたということ.


ゼミ生に対してMNBはつねに「バカはきらいです」と言っています.

ここで言うバカとは「指導を受けても,それを活かせないもの」「指導そのものをうけることを放棄するもの」という意味です.

発表会に自分で足を運び,参加したものにバカはいません.

そうした学生達をみていると,なんだかウキウキしてきます.


皆がおもっている以上に,競技力向上には知識が必要です.

レーニングが間違っているか,それとも合っているのかを判断するには知識が必要です.

自分に適した技術や負荷を考えるもとになるのも知識です.

こうした発表会や勉強会は,まさに知識を得る格好の機会.

自分自身で足を運び,学んだ学生にとって,今回得た知識は一生ものの宝になる可能性だってあります.

MNBもそうでした.

先輩がたの卒論発表を聞くことで,研究結果としての知識,そしてこれを発表するに至るまでかけた膨大な時間や手間などを想像することで,成長させてもらってきました.




さて,以下にタイトルだけ記載しておきます.
なかにはおかしなタイトルもありますが,それは個性ということで(笑

国内短距離競技者におけるスタート姿勢の傾向
110mH競技者にみる動的ストレッチの有効性
三段跳びの跳躍スタイルの選択
骨盤の動的可動域増大が走高跳の競技パフォーマンスに与える影響
走高跳競技者の調子に伴う動作の差異について
走幅跳における踏切時の筋活動について 〜走能力は近いが,跳能力に差の出る理由〜
私のやり投げと砲丸投げ種目と専門競技者の技術ポイントの違い
女性競技者のウェイトトレーニングに対する意識とトレーナビリティ〜国際武道大学陸上競技部を対象として〜
棒高跳びにおけるポールワークと跳躍動作との関連性
棒高跳びにおける助走と個有走からみた有効的な助走のあり方について
助走速度向上を目的としたトレーニングによる棒高跳びの助走と記録の変化
国際武道大学陸上競技部の各ブロックにおける傷害の傾向と原因について
記録の伸びる者,伸びない者の心理的特徴
競技能力と睡眠との関連性について