戦いが終わり気づくこと

インカレはモーゼスの優勝&東アジア大会への可能性,4年小川の見事な13秒台&決勝進出,3年井上のやり投げ3位,2年野島のハンマー投げ3位と,例年にまけない良い結果でした.

いや,大学院生の活躍なしでということを考えると,例年以上かもしれません.

とくに,ハードルチームなんぞ,13秒76,13秒98,14秒08,14秒12と,14秒前半の選手だけでも4名がそろい,14秒中盤は本当にゴロゴロ居る状態.
武大史上最強で,現時点では日本最強のチームとちゃうか?
ハンマーもこれに近いかな?



今後,もっと強くなるためには・・・私たちコーチングスタッフがもっと選手の特性を理解し,しっかりと面倒をみること,そして選手自身が自分で考えながら,感じながら練習をすること.

やはりコレにつきると思います.


ウチはお世辞にも陸上競技の名門校とは言えません.

(ハードルは昔から強いので別か?)


選手は勝手に強くならない.コーチングスタッフと選手が一丸となって,コツコツとネガティブな部分を潰していく作業があって,初めて表舞台に立てる.そういうチームです.

よく,他の大学さんから「武大は部員数も多いし,いくらでも伸びてくるね〜」をお褒めの言葉を頂きますが,コトはそんなに簡単ではありません.


毎年のインカレ表彰台を達成できるのも,日々,こうした努力の積み重ねがあってこそ.

もちろん,陸上競技だけに手をかけられるのならまだしも,私たちは大学の教員ですから,様々な業務があります.

毎日が戦いです.



そうしたなかで,「もっと」強くするにはどうしたらよいか.

もっと充実したチームを作るにはどうしたらよいか.


やはりコツコツと,今頑張れていることを積み上げるしかないのかなと.

イチローは毎日,毎日同じ日々を過ごします.毎日試合の準備をして,毎日ヒットを打つ.それでチームが逆転したり,その一振りでチームが勝ったりということはむしろまれでしょう.

けれどもそうした日々の積み重ね「だけ」が偉業に繋がる.



全員自己ベスト,インカレでの表彰台.学生からしたら十分偉業です.

そのためには,「頑張る」という姿勢では多分届かないでしょう.

大事なのはやはり「頑張り続けること」.



インカレが終わって,色々と考えました.本当に.



けれども,出てくる答えは同じ.

我々も,選手も,頑張り続けること.


当たり前のことを,当たり前のように気づかされた,インカレ後の1週間でした.