Festival ≒ しかし戦い

いま大分国体に来ています.

国体.なかなか不思議な大会です.

競技成績を見て,それほど全国的に通用していなくても出場できる.逆に,インカレの決勝レベルにあっても出場できない,場合によっては日本選手権決勝に残っても,同県にさらに強い選手がいると出場できない.さらにいうなれば,日本ランキングトップでも,種目がなければ出場できない.その間に水泳種目問題や,フルエントリー制問題など,さまざまな反響を呼びつつ,現在もなお盛況を博す大会であり,国体チャンピオンという言葉さえ市民権を得るほどのビッグゲームである.


まあ,MNBは国体に出場したことさえないので,何も偉そうなことはいえませんし,選手やコーチとして戦っている皆さんの心を代弁することすらできませんが.



でも観戦している皆様,知ってますよね?


国体を英訳すると「National Sports Festival」


つまり,ある意味では「祭典」「催し物」ということ.




しかし,日本陸上競技会を支える各都道府県にとっては,とてもお祭りではないということ.



実際に大会に触れてみて,大会名と,参加する選手達と,それを手伝う競技役員,審判,トレーナーに皆様や,応援する関係者の皆様を見ていると,とてもお祭りなどとはいえません.
そこには様々な事情が含まれるでしょう.


ということは,英訳を変える必要があるのではないか?


それとも,お祭りとして,本当の意味で楽しむ必要があるのではないか?


ま,どちらもそんな簡単にはいきませんな.



ある意味,答えは戦っている者のみぞ知るものでしょう.