火傷と食育

いやね,今日,肉を焼いているときに火傷をしたわけですよ.



フライパンで,華麗(?)にひょいっと肉を空中にほおって返したときに・・・


ふとしたミスで油ごと手に!!!


結構いたい.



で,折角の火傷なので,火傷というものがどういう過程で形成されるのかを観察してみました.



はじめは赤く,熱いだけだが,それが徐々に変色.


さらに白くなり,皮が寄ってきて,そして全体的に皮が浮き,水ぶくれに.


面白いのが,水ぶくれができる直前,よっていた皮とは若干違う位置に水ぶくれが・・・



そして,直後にはパンパンに腫れてつっぱった感じのある皮膚も,2時間程度で逆にしわしわになり,赤くただれる部分と白く水ぶくれになる部分とに別れて・・・



で,今日記を書いてます.イタイけど.



*********追記**********

いちばんいたかったのは,やはり炎症反応が強く出ている時.炎症と痛みとの関係を強く認識させられました.


そして面白いのが皮膚の変成.


やっぱり,一番いたい部分は白く水ぶくれになり,その周りは赤く変色.


で,最初に皮が寄っていたところは,途中でパンパンになり,そしてしぼんで,もどにもどったかと思うと,結局,よってその部分も「ほどほど」の水ぶくれに.一番ひどい水ぶくれは一番痛かったところだけど・・・


でも,深2度にまで至らなかったから良しとするか.

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で,火傷について調べていながら,同時に思ったこと.



朝日新聞の「生活」という欄に「どうする?家庭の食育」というテーマで連載が開始されていた.


食にたいする教育ができていないから,政府はそれを推進するべき・・・のような内容が書かれていたが,どーもなぁと.



たとえば,朝食欠損率が高いから,2010年には0にしようとか・・・っていうことについてではなく,「親自身,時間的ゆとりもないし,作法ひとつとってもわからないことが多い」さらに「世界には食べられない子供もたくさん居ることを知って欲しい」という内容について.


うーん.ソレハオカシクナイデスカ


たとえば,自分が作法をしらないのであれば勉強すれば良い.っつのは理想論だとして,知らなくても,「他人様に迷惑をかけない程度」のマナーくらい教えられないのかと.それを「自分ができないから政府に頼みたい」と言っているような気がしてならない.


また,「世界には・・・」といきなりグローバリズムを持ってこられても困る・・・のが子供ではないだろうか?


たとえば,成績の悪い小学生に「インドの小学生は勉強したくてもできない子供が多いんだよ.でも,そのなかで頑張って勉強した人はしっかりと立派な(?)人になって,世の中の経済を支えているんだよ」と説明して,子供が勉強したくなるだろうか?


その子供が勉強したくないのは,多分に「先生の教え方など」が悪いことが多い.それを棚に上げて「他の子供は・・・」と比較しているわけだ.



このような論法では,何も解決策を見いだせないのではないだろうか?



親としての責任,教師としての責任.つまり,問題なのは,非常にミクロな部分であり,グローバルな部分などその問題の集合体でしかないのではないだろうか?





いや,話が脱線したが,火傷について調べていると,具体的な症例や原因,なぜ水ぶくれができるのかというミクロ的な問題よりも,その予防策や分類などが記載されているだけで,「実際に火傷をするとこんな感じです」という文章が少ないように感じたわけだ.


もちろん,そんなことよりも「なぜ火傷しないのか」「火傷の定義とは」という内容の方がはるかに大事かもしれないけど,これらを書いているひとは実際に火傷をし,その過程を身を以て体験し,理解したのかなぁ〜?と思わざるを得ない内容が多い.いや,それでいいんだけど,なんか,こう,もっと実体験や現場での主張をもとにした内容があってもいいのにな〜と感じたわけです.決して批判する気持ちではなく,不思議におもっただけで.



たぶん,そこに研究と実践,理論と現場の乖離の秘密があるのだろう.



やけど.今はいたくない.




って,よっぱらってきたからか.


ということは,明日の症状がひどくなければ,火傷をしたら酒を飲んで痛みをわすれることもアリかもしれません.という対処療法があてはまるかも.







ねーか.