救護
日記
3日間の熱戦が終了.
MNBは救護主任として参加しました.
が,おおいに反省しています.
シフトや流れそのものは,大きな失敗はなかったと思いますが,,,傷害発生時に「即座」に選手にアプローチし,「適切な」対応ができるトレーナーが少ない.
これは,多いに反省しなければならないことです.
それこそ,競技生命をかけて戦っている選手が怪我をして,それに第一にアプローチしなければならない救護という仕事は,誰だって怖い.
ましてや,他の競技者,観衆,競技役員,多くの注目があつまるなかで,果たして適切な行動がとれるのか.
これは実際に救護に入り,傷病者に対応したものしか分からないものですが,強烈なプレッシャーと恐怖感がつきまといます.
しかし,我々が助けずに誰が助けるのか.
我々にはその責任があります.
もちろん,我々は救命救急士ではありませんし,医師でもありません.
しかし,選手の安全,競技生命,そして時には命を確保しなければならない使命があります.
どんなに怖くても,プレッシャーがあっても,「必ず」それに打ち勝たなくてはなりません.
誰だって怖いんです.
では,どうやって恐怖を克服するか. それにはやはり経験と心構えしかないと思います.
目の前で,あなたの最愛の人が倒れたらどうしますか?
怖いなんていってられないでしょう?
だからこそ,日常から覚悟を持ち,練習し,恐怖に打ち勝つ努力をしなければならないんです.
それこそ,世界陸上に出場するような選手達は,血のにじむような努力をしてOSAKAの場に立っているはずです.
ならば,我々トレーナーも,救護も,それに報いるような努力をしなければなりません.
あと2ヶ月弱.
皆さんお忙しいのは分かります. 救護を経験できる機会がないのも,勉強する時間がないのも分かります.
ならば,「心がまえ」だけでも持ちましょう.
日常で,もし目の前にいる人が倒れたら.
それでも躊躇なく,落ち着いて,適切な行動がとれるように.
時間は待ってくれません.選手もまってはくれません.
トレーナーとして選ばれたからには,努力する義務があると思います.
この3日間は序章です.
ここで得たものをきっかけに,OSAKA 2007までの2ヶ月弱を生かしましょう.