8月終了

気づいたら,明日から9月だ!

夏の終わりか.早かったなあ.

さて,勉強会のために新潟にいってきました.

修論生や博論生の中間発表を聞いて感じたこと.




研究は探究心と情熱である.




ま,当たり前か.

自分のやりたいことをやること.

それを解明,追求するために必要な方法を学ぶこと.

正しい方法にのっとって実験を行い,出てきた結果を理解しやすいように,見やすいようにいじくること.

いじくったデータとにらめっこして,何かを見つけること.

それを分かりやすく,正確に伝えること.

そのための予習(先行研究)を随時すること.

明らかになった成果を,人様へ発信すること.



が,研究なわけだ.

これだけの煩雑かつ大量な作業に対してイニシアチブをとりながらやらねばならない.

なんとなく院生になってしまったようなお子様がやるようなことではない」と置き換えてもオーケー.



で,大切になるのが「自分がやりたいことなのか」というところ.

もし,今やっている研究が,自分があまり興味がないけど,しかたなくやっているのであれば,そりゃもう大変だ.

今すぐテーマを変えたほうがいいぞ.それか大学院ヤメレ.

だって,これだけ大変なことやって,先輩や先生から質問攻めにあって,叩かれるわけだから,自分が興味ないことだと答えられるわけがない.

逆にいうと,自分がやっている研究に対しての疑問や質問に答えることができない,自分がやっていることに責任がもてないなら,それは困ったちゃん.

困ったちゃんはセンスないから,やっぱりヤメレということになるかもしれん.


あとなぁ.人前で発表する学生諸君をみて感じたこと.
(MNBもつい先日まで学生だったから,偉そうなことはいえないが・・・)




戦いが始まる前に勝負をつけなさい




ここでいう「戦い」とはもちろん発表.

つまり「勝負は準備段階でほぼ決定する」ということだ.

どんなにデリバリースキルがあって,ルックスがよくて,人前で話すことが上手なひとでも,準備がしっかりとできていなければ,絶対に良い発表はできない.

逆に人前では絶対にあがってしまうような人でも,十二分に綿密な準備ができていれば,恐れることはないということ.

綿密な準備とは,配布資料のみやすさに誤字脱字チェック,リハーサルによる発表時間の確認,質問の予測と事前の対応などが含まれていることは言うまでもない.

MNBが知っている,とあるナショナルチーム(サッカー)の監督は,毎晩,選手の前(集合)で話すためのリハーサルを行っているとのこと.

そこまでしてこそ,初めて「自分の発表に責任をもてるようになる」のではないかと.

特にMNBは人前で話すのが得意ではないため,かならず「準備段階で勝負を決める」ことを心がけている.

時間の都合上,そうもいかないことが多々あるが...



さ.夏が終わってしまうぞ.

秋がきて,冬が過ぎればもう論文提出ぞ.

頑張れよ筑波&武大の修論生たちよ.