日本ジュニア
武大陸上部の掲示板にもあるとおり,日本ジュニアで十種の剛と,110mHの夢が優勝した.
武大が関東インカレ二部で圧倒的勝利をした時,全日本インカレで活躍したとき,「先生!自己ベストでました」と連絡が来た時,表彰台の選手が誇らしげに「B」を示している時.
今期はいくつもの嬉しいことがあったが,シーズン前半最後のビッグゲームでこんなにも嬉しい結果が残されていたとは.
MNBは何かを信仰するということはしていないが,もし陸上の神様というのがいるのなら,お礼をいいたい.ありがとうございます.
剛については試合前のランキングで1位という表示があったが,あれは間違い.中京大学の二名が今期記録を伸ばしていたため,実は3位だったのだが,,,その二人に競り勝ち,見事な自己ベストでの優勝.
ジュニア規格のため砲丸と円盤の重さが違うが,それでも6500は立派である.
はぁ.うれしいな.
夢も,高校時代に勝てなかった選手に競り勝っての優勝.
予選のアップでかなりキレのある動きをしていたのと,「今日,注意しなければならないことは?」ときくと「レース全体の流れです.いつも桜井コーチに言われていることですが,流れさえ作ることができれば,いけます.そのためにも,前半から積極的に飛び出すこと.だけど,突っ込みすぎは危ないので,ほんの少し余裕をもつこと.そして絶対に自己ベストを出したいです」という返答.
あ,これは何も言う必要ないわ.
今回は帯同できなかった桜井コーチから「不安なところがあるのでみてやってくれ」と頼まれていたが,なんてことはない.
まあ,MNBは普段の授業(実技)における夢の態度をみていて,大船にのった気持ちでいたが,ここまで自分がやらねばならぬことをしっかりと確認できているのならば,あとはノセルだけである.
こういったときに,下手な技術指導やコーチングはいらないのだ.
あ,余談.
110mHのアップ時に,ある選手がつまずいて手をついた瞬間,「バキッ!」
とたんにうずくまる選手.
ああ,これやったな.
おそらく肘関節の脱臼か,手首か肘の骨折だろう.
結果,肘の脱臼で,病院に搬送される時に自己整復したようであるが.
「もう怪我はいいっちゅうねん!」
おはらいしようかな.
と,まあ気を取り直して,夢は予選,組トップで通過.しかし向かい風.
次の組は追い風にのり,夢よりもはるかによいタイムで通過.
けれども,一緒に走ってしまえば,勝てるかもという予感.
ダウンから,次のアップまでの流れもできていたので,アップ終了時にちょっとだけ声をかけて送り出す.
もちろん部長の気合注入も.
そして結果はご存知の通りである.
もう,なんというか,,,
日ごろの仕事,コーチングがどんなにしんどくても,こういったごほうびがあるのなら,気合も入るというもの.
う〜ん.興奮気味でうまく文章にできない.
ごめんよ.
でも,喜んでばかりはいられないのだ.
記録なしに終わった選手や,自分の力を発揮しきれずに終わった選手もいる.
何が原因で,明日からは何をしなければならないか.
それをしっかりを考えなくてはならない.
いままでは,試合試合試合で,なかなかそこまで頭がまわらなかったが,今度は年間の練習計画を練り直して再出発である.
院生の修士論文や,学外の仕事もたくさんあるし.
今回の日本ジュニアは,「こうして少しずつ前に進んでいくのだ」と実感.
何よりも,選手がのびのびと楽しく競技をしていることが良い.
あ,でも明日はテストだ.
「学生の本分は勉学である」
単位落とすなよ.
落としたやつは「お前 馬鹿か」(ケンシロウ風)がまってるからな.
すんません.内輪ネタで.