疲労

疲労
すでに知られているように,中枢性と末梢性の疲労がある.

中枢性の疲労は,その名の通り脳・脊髄から筋に対して向かう命令系統がうまく作動していないような状態.精神的な疲労ともいえるかも知れないが,そんなに単純なものではないとも思う.

末梢性の疲労はエネルギー源の消耗,疲労物質の蓄積,内部環境の失調などが主要因としてあげられているが,内部環境の失調には疑問が残る.ストレッサーによるホメオスタシスの失調が原因だとすれば,中枢性の疲労とどのような線引きができるのだろうか.ホメオスタシスを単に生理学的要因のみに対して働くものであると定義されるならば,たしかに内部環境の失調は末梢性疲労のひとつとして考えられるかもしれない.しかし,我々の精神も,つねに安定を求めて機能するものだと考えれば,ホメオスタシスの失調,つまりここで言われるような内部環境の失調というものは,当然のことながら中枢性の疲労にも関わっているのではないだろうか.それはストレッサーからの攻撃に暴露されることで生じるという理由からも明らかであると思う.

あぁ.飲むと理屈っぽくなるなぁ.

今日のMNBの中枢神経は疲労している.