予知のススメ

ほんとうにご無沙汰してます.

忙しすぎて,完全に仕事モード.で,日記を忘れる...という,いつものパターンでした.



つもりつもった仕事も,何とか「ほぼ」片付けて,ようやく今日出発準備...

こう,忙しい時はおきまりの予知能力を発揮して,仕事を片付けていくしかありません.

予知能力と書くとオカルトみたいですね.

まず「ゴール」を設定する.

そして,「ゴールに至るための道筋」を考える.これは本当にたくさんあります.

で,「道筋を選び,実行に移る」



この,「道筋を考える」ということが,いわゆる予知能力です.



例えば,現在金曜日でリク○ガ原稿が差し迫っているものの,明日から出張続きで大学にもどれるのは水曜日.

となると,説明に使用する写真を撮影できるのは水曜日のみ,,もし,雨が降ったら外での撮影は厳しい.必然的に室内での撮影を前提とした内容に決定.

さらに水曜日は2〜3限が授業.昼休みも部の会議がある.

となると,1限か,部活の時間しか撮影できない.

撮影対象は・・・必然的に時間がとれる大学院生.けれども,1限は授業があるとのこと.,やはり撮影は部活の時間に行うしかないのか?

撮影後に記事を書くのでは,部活がみれない.出張続きで指導ができていないのに,それではマズイ.

結果,1限に記事をほとんど仕上げておき,最後に写真を撮影し,部活での指導が終わった段階で一気に原稿を仕上げるしかない.




・・・しかし,1限を原稿作成のみにフルに使用することはできない.メールチェックなど,ネットの機能を利用しなければ出来ない仕事がある.

さらに事務方へ提出する書類や報告書など,物理的に時間のかかる作業ものこっているはず.

では,出張先・・・に詰め込んでしまうと夜遅くなってしまうので,イヤダ.

ということは,移動中にアイデアを振り絞り,簡単でも良いので記事をまとめておく必要がある.

今回の出張は北海道だ.フライト中,1時間は使える...その間に仕上げてしまうには,空港に向かう車のなかでアイデアを練っておく必要がある.

となると,その際に必要な情報を持って行こう.コレまで仕上げてた原稿のタイトルなど.プリントアウトしておいて助手席においておく.

これで,アイデアを出す準備は完了である.

おっと,北海道から帰ってきたら,そのままJISSでユニバ関連の会議だった.

ちょっとまて,JISSなら無線LANが繋がっているぞ.もし,北海道から帰ってくる段階で原稿を仕上げることができ,さらにJISSにいる知り合いの選手達の写真を撮影し,原稿をまとめることができれば,大学に戻る前にJISSから送信できる!

ということは,カメラを持って行くと便利かも.性能は低いけど,持ち運び便利なデジカメを一応持って行こう.

上手くいけば,水曜日の1限は別の仕事に回すことができるぞ.よし.




と,いったことを,北海道に出発する前段階で考え出し,道筋を予測しておく.

ここで重要なのは「出張先の宿なら時間がとれるけど,寝るのが遅くなるからイヤダ」というところ.

つまり,最悪,何か追加の仕事が生まれたとしても(原稿遅れたとしても),まだ時間的には余裕があるということ.

この夜の時間をアテにし,移動中に原稿に手をつけないでおくと,何かあったときに非常に困ったことになる..

だから,無理矢理でも良いので,何とか余裕をつくって置くことが肝心.

何もなければ,その時間は自由に使えるわけだ.


さらに,出張先に何を持って行くかということも重要.

今回の場合,結果としてJISSで撮影して原稿をアップすることは出来ず,結局大学で撮影したのだけど・・・

だからといってカメラを持って行かなければ,その可能性すら無かった.

だからMNBはいつも重装備です.

旅に慣れたヒトは軽装になるのだけど,旅を利用しようとすると,逆に重装備になる.

けれども,それも予知能力による起因するものだから仕方がない...



もちろん,こうしたスケジューリングは,忙しい方であれば皆がやっていること.

大事なのは「まずどれだけ多くの要因を頭に描けるか,考えられるか」ということ.

そして,さらに大事なのは考え出した要因を「どれだけ削れるか」ということ.

人間のキャパシティには,いろいろなイミで限界があります.

同時にいくつもの仕事はこなせません.

なので,削れる部分は徹底的に削る.

しかし,決して焼却するわけではなく,あくまで「削る」つまりゼロにはしない.

逆にいうと,何か余裕ができたとき,原稿を書いている手が止まったときに,その「削っていたこと」を瞬時に思い出し,取りかかってみる..ということ.

以前の日記で「スイッチではなく,ボリュームにしなければならない」と書いたが,まさにそれである.


多くの仕事をこなすには,ひとつづつ潰していくのが基本であるが,それはひとつを仕上げるまで,他に手をかけないというイミではない.

余裕ができた瞬間,流れが澱んだ瞬間に,他の流れに手をかけることこそが重要.

そして,その流れはどのようなものかを把握する能力こそが,いわゆる予知能力なのだ.



さて,3日からユニバーシアードのため,遠くセルビアへ出発.

選手村ではネット環境が整っているはずなので,向こうの状況は時間があるときにアップしていきたいと思います.

では,行ってきます.